GLOBAL BUDDHIST CONGREGATION 2011

インド旅雑記

国際仏教会議 2011.11.26~12.4

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朝4時15分起床。5時にロビーに集合して、ガンジス河に向かう。まだ暗い中、バスは船着き場から少し離れて止まる。そこら徒歩で船着き場に移動。船に乗り込む。私は衣に着替えて、今回の旅の目的の一つでもある、 この7月に亡くなった大学時代の同級生、前野君の遺灰を取り出し、日本から来られた皆さんの協力のお蔭で般若心経を唱えながら、前野君の希望通り、ガンジス河への散骨となった。水塔婆もガンジス河に流し、船はゆっくりと夜明けのガンジス河を昇っていく。
       
昇りゆく太陽、沐浴をする人々、亡くなり焼かれる遺体、すべてをこのベナレス、そしてガンジス河が受け入れてくれるようだ。御協力いただいた皆様には、本当に感謝あるのみです。ありがとうございました。
 
船から上がると、藤田さん、根本さん、今城さんの3人が、ガンジス河での沐浴に挑戦。朝日の中を見事成し遂げて、皆さんから大きな拍手を受けた。
  
ホテルに戻り、急いで朝食。ベナレスの街を離れて、空港に向かう。ベナレスの空港は、最近新しくなったばかりで、目を見張るばかりだ。でも昔の小さくて、煤けた感じの空港も好きだったかな。デリー空港に出発前に、柳下師の知人の旅行社をやっている人に頼んで、午後の時間を皆で過ごそうと言う話になって、デリー空港到着後、OKの返事を頂く。主催者側がつけてくれたガイドさんにお別れをして、新しい(?)バスに乗り込む。まずは中華料理店で腹ごしらえ、紅茶のお店に行ったり、お土産物屋さん、マッサージまで体験して、充実した時間を過ごすことが出来た。これも柳下師と友人のラメッシュさんのお蔭と感謝。
最後の最後に空港の近くのインド料理店でお別れ会を開催して、デリー国際空港に向かう。

コーディネートされた鈴木樹代子さん、本当にお疲れ様でした。
タイとミャンマーの国境付近に帰った井本師、彼は間違いなくナンバーワンのキャラクターでした。忘れていけないのは、別れ際、半べそだった通訳のキョウコちゃん、いつもバスの中で寝てました。でも本当は熱い沖縄の女の子です。訳のわからないフランス人、アランさん。いい味出してましたね。一部フランス人、ほとんど日本人みたいかな?
一番の喝さいを受けた根本師、最後はフラフラで、日本の税関で止められるというおまけまでついて、でも自死への思いは、すべての人々に伝わりました。そして物凄い拍手喝采でした。こうしていると、皆さんお一人、お一人の顔が浮かんできます。
 
皆様が元気で帰国し、それぞれの活動に戻られていることと思います。
これからも日本の仏教を元気にするためにお互い切磋琢磨、頑張りましょう。
 
天龍寺塔頭永明院 住職 國友憲昭 九拝