早朝5時半、ホテルのオーナー、Sanjayさんの案内で大塔に向かう。大塔は闇の中にその姿をたたえていた。5時に開門となるのだが、それより早い時間から大勢の僧俗が押し寄せ、大塔の周りでは五体投地が繰り返されている。そして夜明けとともに、いろんな国の方々が、それぞれの場所を確保して、お経を唱え始める。我々はまず大塔に参拝して、Sanjay氏の計らいで皆がそろって菩提樹の下で誦経することが出来た。
お釈迦様が2600年程前、この菩提樹(もう何代目だが)の下で坐禅をして12月8日、明けの明星を見てお悟りを開かれ、釈尊となられた。すべてがここから始まった訳で、今の私達の仏教があるわけで、他の仏跡とはまた違った感慨にふける思いがある。夜が明けてくるのと同時に我々のお経も響き渡り、他の国の言葉たちと美しい旋律を作り出して、なぜか涙が流れ落ちた。
ホテルの近くの日本寺に挨拶に伺う。ここは26年前、まだこの地には1軒のホテルしかなく、日本寺に泊めていただいた場所である。懐かしく、まぶしい場所でもある。本堂に入ると当時の様子が少しずつ甦るのも不思議である。逆に今では裏門が表になり、表門が裏門になるほど、町が発展し、多くのホテルや寺が建っているということなんだろう。
ホテルに戻り、朝食後、尼蓮禅河(にれんぜんが・ネーランジャ河)を横に見ながら、ラジギールからナーランダーへと向かう。11時15分、ナーランダ―到着。ここは多くの仏教を学ぶ者達が通った、仏教大学跡。狭き門をくぐり抜けると、そこには煉瓦積みの大きな跡地が広がる。
ここに多くの人が学び、広く仏教を伝播させていたことに思いをはせる。皆で仏塔前にてお経をあげて、自分たちがこれから仏教といかに向き合って生活すべきを今一度、考えさせられる場所でもあった。
我々のバスは出発が30分遅れた為、昼食会場である法華ホテルには最後に着いて、最後の出発となる。
途中、ガイドがおかしな動きをした為、聞いてみると、このままブッダガヤに戻るとの事。それは話が違うと、仏陀説法の地、霊鷲山(りょうじゅせん)行きを主張。これが受け入れられて、霊鷲山入口に向かう。
ここからはほぼ1㎞の昇りで、途中で休息を取りながら、みんな頑張って山頂に到着。眼下に広がるインドの大自然を眺めながら、皆で読経を行う。般若心経3巻を上げながら、お釈迦様が説法を行った事を思いつつ、三拝をひとり、ひとり、こころを込めて、それぞれの思いを込めてお勤めする。
終わって、正面の席を他に譲って、今一度、観音経世尊偈をお唱えする。
終わって、皆さん足取りも軽く下山。ブッダガヤに戻る。
途中、ガイドがおかしな動きをした為、聞いてみると、このままブッダガヤに戻るとの事。それは話が違うと、仏陀説法の地、霊鷲山(りょうじゅせん)行きを主張。これが受け入れられて、霊鷲山入口に向かう。
ここからはほぼ1㎞の昇りで、途中で休息を取りながら、みんな頑張って山頂に到着。眼下に広がるインドの大自然を眺めながら、皆で読経を行う。般若心経3巻を上げながら、お釈迦様が説法を行った事を思いつつ、三拝をひとり、ひとり、こころを込めて、それぞれの思いを込めてお勤めする。
終わって、正面の席を他に譲って、今一度、観音経世尊偈をお唱えする。
終わって、皆さん足取りも軽く下山。ブッダガヤに戻る。