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永明院概要
ご挨拶
ここ嵯峨嵐山の地は、日本国中にとどまらず、世界中から観光に参拝にと年間を通じて集まってきております。また、春は桜、夏は蓮、秋は紅葉、冬は雪と日本の四季の美しさを堪能出来るのもここ嵐山の地です。春は桜を愛でながら法輪寺での十三参り、夏は愛宕の千日詣り、夏の終わりの大文字、中ノ島では灯篭流しをして、ご先祖様の供養をします。10月の野々宮神社の斎宮夢行列、嵐山のもみじ祭り、そして冬、12月初めの花灯籠。
一年の締めくくりの除夜の鐘、2月3日には天龍寺節分会と四季折々にその姿をめでる催しが繰り広げられます。
臨済宗大本山天龍寺塔頭 永明院ようめいいんは、天龍寺開山夢窓国師三世の法孫である太岳周祟たいがくしゅうそう禅師が応永二十年(1413年)開創された寺院です。
天龍寺は吉野の地で崩御された後醍醐天皇の霊を安んずる為に足利尊氏が夢想国師にお願いして1345年後醍醐天皇七回忌に建立されました。それから後に永明院は本山をお守りする塔頭として建立されました。爾来400年以上、ここ天龍寺をお守りして参りました。
本山天龍寺と同じくして応仁の乱(1467)などの兵火によって消失しましたが、江戸幕府の中枢にいた常滑とこなめ藩主水野河内守守信公によって再興され、江戸期は常滑水野家の菩提寺として過ごしました。
また天龍寺は都合八度の火災で消失しておりますが、当院もその都度火災に見舞われ、近世では蛤御門の変の折り、長州の陣地になったことで長州の兵が敗走した翌日に薩摩の手によって焼き討ちにあっております。その後、大正から昭和にかけてたくさんの神社、仏閣を再興された山口玄洞氏からの大寄進を受けたのをきっかけに人々のご縁がつながって復興し、今日に至っております。
永明院は天龍寺をお守りする塔頭寺院であると同時に、皆様お一人、お一人の寺院として、ある時は人生の良き相談相手となり、ある時は生きるということを共に考え、皆様方の人生の一助になれればと祈念する次第でございます。
2007年11月、天龍寺第一教区宗務支所長を拝命。2009年より、国際禅仏教徒連盟理事長として、タイの世界仏教徒連盟(WFB)と親交を持ち、災害支援、貧困支援などを行い、他に、世界の子供支援、インドネシア、ジャワ島大地震、大津波支援などを行って、アジア地域の貢献と共に、バチカン、ローマ法王を親善訪問し、世界的宗教観で、人々の精神的支柱となれるように努めております。2011年3月に起きた東日本大震災によって、壊滅的打撃を受けた東北地方にたびたび訪問し、被災地を激励しております。
活動記録
GLOBAL BUDDHIST CONGREGATION 2011
インド旅雑記
国際仏教会議 2011.11.26~12.4